河川、湖沼の水質保全の面から加工排水の汚濁負荷を除く処理として、当工場では生物処理方式を基本に考えています。
 工場排水は、生機から生ずる綿の不純物、澱粉、PVAなどの経糸糊と加工剤によって複合した汚濁水質になり、PH、BOD、COD、SS濃度が高くなります。
 こうした状況から、より高度の排水処理を行うため、擬集沈殿法(澱粉、PVA、色相の除去)と活性汚泥方式(特殊な生物に依りあらゆる不純物を浄化し、汚泥物質を水と炭酸ガスに分解)の多段式として、規制されているBOD、COD、SSの値を低下させ、またPHは中性にコントロールされます。
こうして、水質汚濁防止法はもちろんのこと、県の規制、市の規制、さらには昭和56年7月から施工された琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例をもクリアし、琵琶湖をはじめ、あらゆる自然環境の保全に万全を期しています。

平成24年1月6日に商標登録されました。

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